彼らを追い詰めた原因を考えているうちに、この社会のゆがみが見えてくる。
さらに彼らの望みがかなえられるよう試行錯誤し ているうちに、今度はゆがみを解決するためのヒントが出てくる。
つまり彼らこそ、世の中が解決できなかった問題が何なのか、そ の問題をどうやって解決したらいいかを指し示してくれる。
だから、僕は彼らのことをメッセンジャーと呼ぶ。
新得共働学舎を続けた30年の歳月に出会ったかけがえのない仲間たち。
彼らと農場を築いてきた体験をもとに、生きていく意 味を根底から問い直す。
宮嶋望初の著書。